万年体育3のトライアスロン斬鉄剣

いつも体育3だった運動凡人が、トライアスロンでマイペースに勝利を目指すブログ。主に日々の練習について書いてます。

2019シーズン5戦目/7月28日/第7回榛名湖リゾート・トライアスロンin群馬

スイム1.5km/金魚スイマーこと私〉19分03秒
〈バイク40km/クライマーOKD〉1時間13分17秒
〈ラン10km/スピードスターEZW〉36分57秒

〈総括〉51.5km/2時間9分17秒/総合順位1位

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いつもは一人で三種目。
今回は三人で三種目。
初めてのトライアスロン、リレー部門に挑戦!

出場した経緯・・・。
私がランの練習をさせてもらっている「上州アスリートクラブ」で、それぞれの種目で強いメンバーが在籍していたので、それならチームを組んで出てみよう!となった。

どうせ出場するなら優勝を狙おう!と、我々「上州AC真打三人衆チーム」が意気揚々と榛名湖に乗り込んだ!

前日の説明会やらでエントリーしたチームの情報をゲット。
すると・・・?SUBARUのチームが強そうという話になった。

SUBARUチームのバイク担当は試走のデータをSTRAVAに上げていて、試走の時点で良いタイムで走っている。
そして、ラン担当は元実業団で走っていた実力派のランナー。

むむむっ!?
「なんだかんだ余裕で優勝やろっ!」と思っていた「上州AC真打三人衆チーム」に暗雲立ちこめた瞬間であった。笑

まあいい!
レースっていうのはやってみなきゃ何が起こるかわからねぇ!
男は度胸!やってやれ!
いざ、本番へ。

〈スイム~バイク〉

スイムは私が担当。

ここで私が頑張らねば、出鼻をくじかれチームが勢いづかない。
いつものトライアスロンのレースでは8割強までしか出さないが、全力でスイムに取り組んだ。

そして、SUBARUチームではないがいつも一緒にスイム練習する強者が同リレーに出場することがわかっていたので、負けるわけにはいかないと気合い十分だった。

このお方(U方さん)とはレース前から舌戦を交えてウオーミングアップを済ませておいた。笑

さて、おきまりの「プオーン!」でレースが始まると、スタートダッシュをぶちかまし一気に先頭に。

200mくらいダッシュして、巡航スピードに落とす。
すると後ろに気配を感じ、いっきにU方さんに前に出られる。
くうー、強えぇ・・・。。

が、ここで私も引き下がるわけにはいかないので、U方さんを見失わないように、離されないように後ろについていった。

リレー部門は第3ウエーブでのスタートなので、前に人がたくさん・・・。
U方さんと私が、人の間をかき分けてガツガツ泳いでいく。

人が多すぎる!なんなんだ!
U方さんを見失いそうになるが、必死に食らいつく。
ついては行けるが、前には出られない。
強えぇ~。なんなの。

そんなこんなで、最後の直線350m!
ここが勝負どころと見て、U方さんと私が左右に分かれてお互いのコース取りでスパートをかけ始める。

いつもは最後のスパートなんてほぼしないので、腕がちぎれそうだ・・・。
くーーー、U方さんがわずかに前にいる!
抜け!抜け!と自分を鼓舞する。全力だ!

スイムアップの岸到着!
すると、僅差で先に水から上がろうとしていたU方さんを発見。

私は、「うおおおおお!」と雄叫びを上げて、スイムのタイム計測地点まで水中からダッシュ

どうだ!?
ほぼ同時にU方さんと計測地点を通過。
どうやら計測地点をわずかに先に通過したのは私だったようで、スイムラップ1位を獲得。

スイムのレースには負けたが、勝負に勝った。といったところだろうか。笑
めちゃくちゃ面白かったです。

そして、リレー中継地点までダッシュして、バイク担当へとアンクルバンドを引き継いだ。
腕の疲労感が半端なくて、全力でスイムをやり遂げた達成感があった。
頑張った!私!

〈バイク~ラン〉

バイクスタート時点で、SUBARUチームに5分程度のアドバンテージがあった。
しかし、周回を重ねるごとにSUBARUチームが差を詰めてきてすごかった。

バイクの途中時点で、優勝争いは我々「上州AC真打三人衆チーム」と「SUBARUチーム」に絞られたといってもよかった。

私は、クライマーOKDが通るたびに「SUBARUと○分○秒差!」と叫んで、差を伝えていた。

バイクは榛名湖の周りを5周回で40kmのコースだったが、1周するごとにSUBARUチームが40秒程度詰めてきて「敵ながらあっぱれ、OKD負けるな!」と念じていた。

OKDはクライマーなので、平地やTTは苦手とのこと。
それでも魂の走りで、粘って粘って粘りまくってSUBARUチームに2分弱の差を付けてゴール。

目標としていたタイムより5分ほど速くバイクを駆け抜けたOKD。
くう~、かっちょいいー!
本番に強い男だ。

出し切って疲れすぎたのか、バイクラックにバイクを掛けるのにまごついたり、アンクルバンドの受け渡しにぶるぶるしたり、めっちゃ頑張ったんだなって伝わってきた。
本気で頑張る姿はかっこいい。

勝負はランにもつれ込む。
本当にこんな激しい戦いになるとは思っていなかったので、ハラハラドキドキのレースとなった。

〈ラン~ゴール〉

ランは群馬最強市民ランナーの一人「スピードスターEZW」。
正直、大会申し込みの時点では、彼が強すぎて圧勝だと思っていた。

しかし、レースが始まってみればSUBARUチームの元実業団ガチランナーが怒濤の追い上げを見せてくる。

榛名湖の裏を通って2周で10kmのランコース。
1周目が終わった時点で、SUBARUチームは我々のチームとの差を1分ちょっとに詰めてきた。

さすがのEZWも1周終わって、私たちの前を通るときに「うしろ!来てる?」と気にしていた。
彼をここまで追い詰めるSUBARUのランナー恐るべし。
それでも、榛名湖の登りを走って行く彼の後ろ姿は頼もしかった。

残すは1周。
私とOKDはEZWを信じて祈ることしかできなかった。
ドキドキしてゴール前で待つ。

!?
先にゴールの直線に入ってきたのは!?
EZWだ!!!

すごい、なんて強いランナーなんだ。
ガチランナーに追いつかれずここまで戻ってきた!
内緒だが、私は感動して、ちょっとウルッときた。

最後は、3人で喜びを爆発させゴール。
めちゃくちゃ良い写真が撮れていた。笑


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〈まとめ〉

最終的なSUBARUチームとの差はなんと「38秒」

スイムで、私が腕が動かなくなるほどスパートを掛けなかったら・・・。
バイクで、OKDが目標タイムを大幅に更新するタイムで駆け抜けなかったら・・・。
ランで、EZWが粘れずSUBARUランナーのプレッシャーに負けていたら・・・。

この優勝はなかったでしょう。
まさにチームの勝利!素晴らしい!

ゴール写真でもわかる通り、本当に嬉しい勝利だった。

こんなに白熱した接戦になるとは思ってもいなかったので、面白かったし楽しかった。
このチームでリレーすることはもうないかもしれないが、最高だった。

自分だけのトライアスロンレポートだとサクッと書き終えてしまうが、今回はいろいろなことが印象深く残ったので長くなってしまった。

なんか青春っぽかった。笑

チームに感謝!
強い仲間に感謝!

追伸 9月に副賞の梨がたっぷり送られてくるみたい。楽しみすぎる。