なぜトライアスロンをやるのか。
「なんでトライアスロンをやってるの?」
よく質問される。
今まではなんとなく回答していたが、本当のところどうなんだろうか。
ところで、今までの回答はこうだ。
「社会人になってしばらくして太ってきたから、ダイエットがてらジムで走ったりしてたら走ることにハマった。そんで、長年競泳をやっていたし後は自転車を買えばトライアスロンやれるじゃん!ってことでやってみた。」
からの流れで、
「トライアスロンやり始めたら意外と良い順位とれる気がしてきた!やったろ!ってなった。」
といった感じで回答していた。
この回答も間違ってはいない。
が、私の心の本質には迫っていない気がする。
taiiku-all3-kuma.hatenablog.jp
さて、この記事でもいっているが、私にスポーツの才能は、ない。
トップ選手にはなれないし、なろうとも思っていない。
私は、幼少の頃から「大会で勝つ」ということをほぼ経験してこなかった。
そういったトラウマやコンプレックスを、トライアスロンという少しでも勝てる可能性のある競技で打ち破りたいのではないか。
なお、トライアスロンは競技のグループは「エリート」と「エイジ」で分かれている。
「エリート」は、オリンピックや国際大会などの大きい大会を主戦場とするトップ選手たちのグループ。
出場するにも規定やランクなどがあって、一般の人はすぐには出場できない。
幼少の頃からトライアスロンをやってきた、ガチガチの屈強トライアスリートが多い。
「エイジ」は、年齢を5歳刻みで区切った各年代で争うグループ。
こちらは、社会人になって初めてトライアスロンやりましたとか、大学からトライアスロンを始めた大学生とか、元エリート選手ですとか、トライアスロンを完走してみたいとか、いろんな人がいる。
参加費を払えば誰でも参加できるものだ。
このことから、社会人でトライアスロンやってますというと、ほとんどの人が必然的に「エイジグループ」になる。
もちろん、私もエイジグループで勝利を目指す。
といっても、エイジグループにもほぼエリートレベルの選手のような猛者もたくさんいて、簡単には勝てない。
今のところ、総合で6位入賞したことはないし(2018年7月10日現在で最高でも総合7位)、年代別上位に入れる程度だ。
それでも、大人たちが本気で勝負している中で、勝ちにこだわるのは楽しい。
目標があると生活に張り合いが出る。
大会で少しでもいいから上位に入りたい。
最終的には総合優勝してみたい。
幼少の頃、ほとんど表彰台に登ることのなかった私が、おっさんになった今、勝ちにゆくのだ。
あのときの、悔しさ、悲しさ、寂しさ、絶望、嫉妬、己の無力感・・・それらすべてを打ち破るために勝ちにゆくのだ。
幼少期の自分にこれからの自分を自慢できるよう、しばらくはトライアスロンを続けていく。
あと、トライアスロンを辞めたら、また太りそうでいやだし。
見た目も中身もかっこいいおっさんでいたいし。
なんだかまとまらなくなってしまった。
「なんでトライアスロンをやってるの?」
答えはこうだ。
「私が私らしくあり続けるためにやっているんだ!」